卵黄の効果的な食べ方




みなさんは卵黄をどんなふうに食べていますか? 生のまま飲み込む? アツアツごはんにかき混ぜる? 卵焼きや目玉焼き、スクランブルエッグといった卵料理にする? 


 いろいろな食べ方がある卵黄ですが、古代からの製法で、しかし最近はほとんど知られていない食べ方があります。それは、卵黄を2時間ほど熱して抽出した液体を飲むという方法です。


 作り方を簡単に説明しておきましょう。


 2時間も卵黄を火に掛けるのは容易ではありません。やってみると分かることですが、卵黄をフライパンに載せて火に掛けてかき混ぜていくと、スクランブルエッグになります。さらに火を通すと、小さな固まりになって、こんがりした焦げ茶色になります。さらに火を通してかき混ぜると、焦げ茶色が濃くなり、少し煙が出てきます。


 それでも止めません。さらに火を通してかき混ぜていくと、黒っぽい色になっていき、煙がもくもくと立ち上りだします。この煙のニオイは強烈です。衣服に染み付くと、なかなか取れません。室内での調理は避けた方が無難です。


 さらに続けると、黒い液体がしみ出してきます。そこで、フライパンを傾けて、真っ黒になった小さな粒だけをさらに火に通してかき混ぜ、出てきた黒い液体だけをフライパンの下にためていきます。これが「卵油」です。栄養面や働きを見てみると、卵黄とは全然異なります。

 卵油の抽出には2時間ほどかかります。途中の温度管理が成否の重要ポイントですから、家庭でつくるのは現実問題難しいと思います。でも、こうして抽出された卵黄の液体(卵油と言います)が、"万能食品"や"家庭の万能薬"などと言われてきました。

 卵黄10個で抽出できる卵油は大さじ2杯程度しかありません。手間暇かかる割には、大変少量しか抽出できないのです。

 でも、これがウソのように優れた働きをします。

(C) 2009 にんにく卵黄☆効果倍増の賢い選び方――ウルマいきいき健康情報局