米国で問題視された水銀




 米国ではこのところ水銀が問題視されています。水銀はマグロなどに蓄積して人間の体内に蓄積されるほか、気化した水銀が自然の循環で雨になって空から降りてくることもあります。防腐剤で使われているチメロサールはメチル水銀です。少量でもいろいろな経路で意外と摂取している可能性があるのです。

 水銀にはタンパク質や脂肪に蓄積しやすいという特徴があります。タンパク質に蓄積すると、タンパクの代謝が落ちますからアミノ酸が十分に行き渡らなくなり、疲労感に襲われることになり得ます。脂肪に蓄積すると、脂肪の代謝が落ちますから、脂肪の燃焼を阻害して、ダイエットをしているのに痩せない状態になり得ます。このほか、水銀の性質上、アレルギー症状を引き起こしたりする恐れもあります。

 アメリカでは自閉症の子供に水銀の蓄積が多かったことから、自閉症と水銀の関係が疑われたことがありました。どうやら関係はないという結論に至りましたが、それくらい不信感を持っているということです。

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